国産ワインの名称が変わる?

ワイン入門者
国産ワインって、日本で造られたワイン全部のことなんですか?

ワイン研究家
以前はそうだったのだけど、2015年に分類が改訂されたよ。

ワイン入門者
じゃあ、今はどうなってるんですか?

ワイン研究家
輸入した濃縮果汁やワインを使ったものは『国内製造ワイン』と呼ばれて、日本で栽培・醸造されたワインだけを『日本ワイン』と呼ぶようになったんだ。
国産ワインとは。
国産ワインという用語は、日本国内で造られたワインを広く指します。伝統的に、日本で栽培されたブドウから日本で醸造されたワインだけでなく、輸入濃縮果汁やワインを使用したワインも、日本国内で瓶詰めされれば「国産ワイン」とされてきました。
しかし、2015年にこの分類が改訂されました。それまで「国産ワイン」と呼ばれていたワインは「国内製造ワイン」と称されるようになり、日本で栽培・醸造されたワインのみが「日本ワイン」と呼ばれることとなりました。この変更は、2018年に施行されました。
国産ワインの定義が変わる

国産ワインの定義が変わる国産ワインの名称については、現在、国会で審議中の「酒税法」の改正案の中で議論が進められている。改正案では、これまでに国内で収穫されたブドウだけで作られていれば国産ワインと認められていた定義が改められる可能性がある。
日本ワインの誕生

日本ワインの誕生
2023年10月より、国産ブドウのみを使用したワインの名称が「国産ワイン」から「日本ワイン」に変更されることになりました。これは、日本ワインの品質向上と国際的な認知度向上を目的としています。これにより、「日本ワイン」という名称は、海外産ブドウを使用したワインとの差別化が明確になります。
国内製造ワインの登場

国内製造ワインの登場
現在流通している「国産ワイン」は、日本でブドウが栽培されず海外から輸入されたものに国内で製造工程の一部を行ったものです。このため、「国産」という名称が実際の製造工程を正確に表していないとの指摘があります。
この問題に対処するために、ワインの定義を再検討するための議論が行われています。その結果、日本で栽培されたブドウのみを使用したワインに限定して「国産ワイン」と名付ける案が浮上しています。この定義により、実際に日本で生産されたワインのみが「国産」と認められることになります。
混乱を避けるための改訂

混乱を避けるための改訂
国産ワインの名称改訂の検討では、混乱を防ぐという観点が重視されています。現在の名称体系では、例えば「甲州」という品種のワインが、複数の地域で作られており、これが消費者に誤解を与えている可能性があるからです。改訂では、産地と品種を明確に結びつけることで、消費者にとってワインの選択が容易になることが期待されています。また、輸出市場での競争力向上にもつながるとされています。
新しい名称がもたらす影響

ワイン業界に大きな影響を及ぼすことが予想されるのが、新しい名称の導入です。現在の名称は伝統や地域性に根ざしていますが、新しい名称はよりシンプルで分かりやすく、消費者がワインを選択しやすくする意図があります。しかし、変更には賛否両論があり、一部の生産者や愛好家は伝統的な名称への愛着を懸念しています。また、ラベル変更の費用や消費者による認識の混乱などの実務的な課題も生じる可能性があります。