魅惑の果実『ピガート』で味わう、リグーリアの風

ワイン入門者
ピガートの主な特徴を教えてください。

ワイン研究家
ピガートは、フルーティーなアロマとフレッシュな味わいで知られており、後味にわずかな苦みと塩味があります。

ワイン入門者
なぜピガートという名前なのですか?

ワイン研究家
その名前は、熟したときにブドウの表面に現れる琥珀色の斑点(リグーリアの方言で「Pigau」)に由来しています。
ピガートとは。
ピガートは白ワイン用のブドウ品種で、イタリア北西部のリグーリア地方で主に栽培されています。
フルーティーで華やかな香りがあり、洋梨や白桃のニュアンスを感じることができます。後味はフレッシュでほのかな苦みと塩味が心地よく残ります。
ブドウが熟すと、表面に琥珀色の斑点が現れるのが特徴です。このことから、リグーリア方言で「小さな琥珀色の斑点」を意味する「ピガウ」にちなんでピガートと名付けられました。
アロマが豊かなタイプが多く、凝縮感のあるワインが造られます。ただし、収量が多いと酸味が不足する場合があります。痩せた乾燥した土地に向いています。
ピガートの誕生秘話

ピガートの誕生秘話
ピガートの起源は、中世にまで遡ります。ヴェルメンティーノとサンソーという2つのブドウ品種が自然交配した結果、このユニークなブドウが誕生したのです。ピガートという名前は、その果皮に赤い斑点があることに由来しています。イタリア語で「斑点」を意味するピガトゥラという言葉から派生したものです。この特徴的な斑点は、ピガートのワインに特有の、わずかにピンクがかった色合いをもたらします。
魅惑のアロマ、心地よい余韻

魅惑のアロマと心地よい余韻で知られるピガートは、リグーリア地方の魅惑的な果実です。その特徴的な香りはオレンジの皮や黄色い花を連想させ、口蓋に残る余韻は長く、爽やかな酸味とほのかな苦味が混ざり合っています。ピガートの魅力は、その繊細さとバランスの良さであり、リグーリアの土地と気候が育んだ、真に特別な味わいとなっています。
アロマの豊かさの裏にある注意点

アロマの豊かさはピガートの最大の魅力とはいえ、注意すべき点もいくつかあります。その特徴的なアロマは、適切に保存しないとすぐに失われてしまうのです。そのため、ピガートを長期保存するのは避けた方がよいでしょう。また、ワインセラーや冷蔵庫で適切に保管することが重要です。そうすることで、その繊細な香りを維持し、劣化を防ぐことができます。
肥沃でない乾燥した土地との相乗効果

肥沃ではない乾燥した土地との相乗効果
ピガート葡萄は、リグーリア沿岸の痩せて水はけの良い石灰岩質の土壌で育ちます。この過酷な環境は、ストレスを感じた葡萄の木が、果実に驚くほどのアロマとミネラルを凝縮させる原因となります。雨が降らない時期でも生き残れるように、ピガートの根は深くまで伸びて、土壌から水分を吸収します。この独自の特性により、ピガートは湿った場所を好むほとんどの葡萄とは対照的に、乾燥した日当たりの良い傾斜地で最もよく成長します。
この痩せた土地は、ピガートに恵みをもたらします。根が深くまで伸びることで、土壌の奥深くにある貴重なミネラルを吸収し、ワインに独特のテロワールとミネラル感を与えます。さらに、日当たりの良い斜面は、葡萄の木に十分な光を当て、その果実にふくよかなアロマとフレーバーをもたらします。この肥沃ではない乾燥した土地が、ピガートの際立った特徴と品質を育むという相乗効果を生み出しています。
リグーリアの風土が育む味わい

リグーリアの風土が育む味わいリグーリアは、温暖な気候と豊かな土壌に恵まれたイタリア北西部の沿岸地域です。この恵まれた環境は、独特のブドウ品種であるピガートの栽培に理想的な条件を提供しています。ピガートは、長い日照時間と潮風の影響を受け、果実に独特の甘みとミネラル感をもたらします。また、急斜面の段々畑で栽培されることで、ブドウは排水が良く、日当たりに恵まれます。この風土が、ピガートに特徴的な、爽やかでエレガントな味わいを生み出しています。