ワインの用語「グリーンハーベスト」とは?

ワイン入門者
先生、グリーンハーベストってなんですか?

ワイン研究家
グリーンハーベストというのは、ブドウの品質を向上させるための手法で、実がまだ緑色の段階で一部を切り捨てることを言います。

ワイン入門者
どうして切り捨てるんですか?

ワイン研究家
切り捨てることで、残りのブドウに栄養が集中し、品質が向上します。また、日光の当たり方や衛生面での問題を防ぐ効果もあります。
グリーンハーベストとは。
「グリーンハーベスト」とは、ワイン用のブドウの品質を高めるために、まだ未熟な緑色のうちに一部の果実を切り落とす手法です。これは「間引き」とも呼ばれ、残った果実が房からより多くの栄養を吸収できるようにし、ブドウの品質向上を図ります。
他にも、日当たりを均等にすることで発育不良を防いだり、カビなどの衛生上の問題を改善したりする目的でグリーンハーベストが行われることもあります。
ただし、品質にこだわる生産者の中には、グリーンハーベストを「人工的」な介入とみなし、好ましくない行為として避けるケースもあります。
グリーンハーベストとは

– グリーンハーベスト
グリーンハーベストとは、ブドウの収穫前に房や果実の一部を取り除く栽培管理の手法です。これにより、房に残った果実の質と濃縮度が高まり、最終的にワインの品質が向上します。
グリーンハーベストを行うことで、房全体に光の透過率が向上し、果実に均等な光が当たるようになります。また、果実間の競争が減るため、糖度やフェノール化合物(風味や色素)の蓄積が促進されます。
さらに、グリーンハーベストは病気や害虫の蔓延を防ぐのに役立ちます。房を間引くことで空気の流れが良くなり、果実にカビや腐敗が発生するのを防ぎます。また、果皮が厚くなり、害虫による損傷から守られます。
グリーンハーベストは、ブドウの品種、気候、土質などの要因に応じて、収穫の2~3か月前に実施されます。通常、果実の20~50%が取り除かれますが、この割合は栽培者によって異なります。
グリーンハーベストの目的

グリーンハーベストの目的は、ブドウの収量を制限し、ブドウの品質を向上させることです。収穫前にブドウの房を間引くことで、残されたブドウに十分な栄養と日光が行き渡り、より風味豊かで複雑なワインを生産できます。また、この手法は病気や害虫の予防にも役立ち、ブドウの樹の健康を維持します。さらに、グリーンハーベストは過剰なブドウを市場から取り除くことで、市場価格を安定させる効果もあります。
グリーンハーベストを行うタイミング

グリーンハーベストを行うタイミングは、ブドウの品質と収量に大きく影響します。一般的には、ブドウの果実が小さい「エンドウ豆」程度の大きさになったときに行われます。この段階では、ブドウの房はまだ重くならず、ブドウが適切な成熟度と糖度に達するのに十分な期間があります。最適なタイミングは、ブドウの生育状況や気候条件によって異なりますが、通常は開花後約6~8週間が目安となっています。
グリーンハーベストを好まない生産者も

-グリーンハーベストを好まない生産者も-
すべての生産者がグリーンハーベストを好んでいるわけではありません。ブドウの収穫量を制限することに抵抗を感じる生産者もいます。特に、低収穫量のブドウ品種を栽培している生産者は、グリーンハーベストを行うことで収量がさらに減ることを懸念しています。また、グリーンハーベストを行う手間と経費も課題となります。
さらに、グリーンハーベストは土壌に悪影響を与える可能性があると懸念する生産者もいます。ブドウの木が葉を失うと、土壌の有機物が失われ、土壌の構造が損なわれる可能性があります。これにより、長期的には土壌の肥沃度に影響が出る場合もあります。
グリーンハーベストがもたらすワインの品質向上

ワイン造りにおける「グリーンハーベスト」とは、ブドウが熟す前に果房の一部を取り除く作業を指します。この剪定により、残されたブドウはより多くの栄養と水分を得ることができます。その結果、より濃密で風味豊かなワインが生まれます。
この品質向上の理由は、ブドウの樹が限られた資源をより少ない果実と共有することになるためです。これにより、各ブドウに栄養が集中し、糖度、酸度、タンニンのバランスが良くなります。つまり、グリーンハーベストを行うことで、より複雑で洗練されたワインが得られるのです。