ブルゴーニュ白の王者、バタ―ル・モンラッシェ

ワイン入門者
先生、『バタール・モンラッシェ』とは何ですか?

ワイン研究家
それはブルゴーニュ地方のピュリニィ・モンラッシェ村とシャサーニュ・モンラッシェ村にまたがる特級畑なのだよ。

ワイン入門者
へぇ、どんな特徴があるんですか?

ワイン研究家
シャルドネから造られる白ワインで、厚みのある石灰岩土壌で栽培されているため、果実味の豊かなスタイルになるよ。
バタ―ル・モンラッシェとは。
バタール・モンラッシェは、ブルゴーニュ地方のピュリニィ・モンラッシェとシャサーニュ・モンラッシェにまたがる特級畑です。 標高240~250mの緩やかな東・南向きの斜面に位置し、モンラッシェよりも厚みのある粘土質の褐色石灰岩土壌が特徴です。
斜面を下るにつれて粘土質が増すため、よりふっくらとした味わいのワインが生まれます。使用するブドウ品種はシャルドネで、白ワインが造られています。
偉大な白ワインの産地

ブルゴーニュ地方は、その偉大な白ワインの産地として世界中に知られています。中でも有名なのが、シャブリ地区の黄金の液体とも称されるシャブリや、コート・シャロネーズ地区で繊細な味わいを生み出すマコン。しかし、ブルゴーニュ白の中で最も輝きを放するのが、コート・ド・ボーヌ地区のモンラッシェです。特に、丘の頂上に位置するグラン・クリュの「バタール・モンラッシェ」は、その希少性と卓越した味わいで、白ワインの頂点に君臨しています。
理想的な立地と土壌条件

ブルゴーニュ白ワインの王者と称されるバタール・モンラッシェは、その卓越した品質の理由として、理想的な立地と土壌条件を備えています。
モンラッシェ村の南に位置するこの畑は、北に向かって傾斜しており、日当たりが良く、ブドウの成熟に最適です。さらに、畑を取り巻く森が冷気を遮断し、霜害を防いでいます。土壌はカルシウムが豊富な石灰岩質で、ブドウに骨格とミネラルのニュアンスを与えます。このユニークな組み合わせにより、バタール・モンラッシェは、優美で複雑、洗練されたワインを生み出しています。
斜面によるワインのスタイルの違い

-斜面によるワインのスタイルの違い-
ブルゴーニュのグラン・クリュ、バタール・モンラッシェは、特筆すべきテロワールが特徴です。畑は丘の斜面に位置しており、斜面の向きや勾配によってワインのスタイルに大きな影響を与えます。
-東向きの斜面-
東向きの斜面は、早朝に日光を浴びることでブドウが早く熟し、果実や花の香りの豊かなワインを生み出します。また、斜面の角度が緩いため、土壌の排水性が良好で、酸味のあるミネラル感のあるワインが得られます。
-南向きの斜面-
南向きの斜面は、一日中日光を浴びることでブドウが最も熟し、濃縮感と力強さを持つワインを生み出します。ただし、雨水が斜面を流れ落ちるため土壌が乾燥し、ワインはよりアルコール度が高く、糖度も高くなります。
-西向きの斜面-
西向きの斜面は、夕方の柔らかい日光を浴びることで、エレガントで洗練されたワインを生み出します。また、斜面の角度が急なため、土壌が水はけが良く、しっかりとした酸味とミネラル感を持つワインが得られます。
シャルドネの聖地

ブルゴーニュ白ワインの「王者」、バタール・モンラッシェは、シャルドネのブドウが育つ聖地として知られています。この特級畑は、コート・ド・ボーヌの丘陵地に位置し、南向き斜面の石灰質土壌と完璧な日当たりに恵まれています。これらの恵まれた条件が、バタール・モンラッシェのシャルドネに、その豊かな風味と複雑さ、そして圧倒的な強さとミネラル感を与えています。ワイン愛好家にとって、この畑を訪れることは、聖地巡礼のようなものです。畑に一歩足を踏み入れると、その風景の美しさだけでなく、ワインが育まれる歴史と伝統の重みを感じることができます。
世界中のワイン愛好家が憧れる銘柄

世界中のワイン愛好家に親しまれる産地であるブルゴーニュ地方の白ワインの中で、バタ―ル・モンラッシェは別格の地位を占めています。その類まれなる品質は、ワイン通の間で高い評価を受け、愛好家垂涎の銘柄として君臨しています。熟成によって深みを増す、ふくよかで複雑な味わいは、まさにワインの王と呼ぶにふさわしい風格を備えています。