甲斐ブランとは?山梨が誇る白ワイン用品種

ワイン入門者
『甲斐ブラン』について教えてください。

ワイン研究家
『甲斐ブラン』は、山梨県果樹試験場が甲州とピノ・ブランを交配して開発した白ブドウ品種です。

ワイン入門者
「糖度は比較的上がりやすい」とのことですが、どの程度ですか?

ワイン研究家
一般的に、糖度は16~18度ほどになります。
甲斐ブランとは。
山梨県果樹試験場で開発された「甲斐ブラン」は、甲州とピノ・ブランを掛け合わせた白ブドウ品種です。糖度が上がりやすく、主に山梨県を中心に栽培されています。
甲斐ブランの誕生秘話

甲斐ブランの誕生秘話
甲斐ブランは、山梨県で生まれた生まれながらの白ワイン用品種です。その誕生には、同県のワイン産業を活性化したいという強い思いが込められています。1970年代、山梨県果樹試験場は、数多くの品種を交配させ、甲州とリースリングを掛けあわせた「交配23号」を生み出しました。この「交配23号」が、後に「甲斐ブラン」と名付けられます。
甲斐ブランの特徴

甲斐ブランの特徴は、その独特のブドウ品種に由来しています。甲斐ブランは、甲州とリースリングの交配品種で、この両方の品種の特徴を併せ持っています。甲州の伝統的な要素である柑橘系の香りと繊細さはそのままに、リースリングからは、より豊かなボディと複雑なアロマを受け継いでいます。その結果、甲斐ブランは、みずみずしく、フルーティーで、バランスの取れたワインを生み出します。
甲斐ブランの産地

山梨県を代表する白ワインの品種である甲斐ブランは、その名の通り山梨県が主な産地です。甲斐ブランは、1977年に甲州ワイン用ブドウとリースリングを交配して作られたブドウ品種で、山梨県の気候風土に適応し、広く栽培されています。特に、勝沼町、塩山市、笛吹市などの笛吹川流域が甲斐ブランの主要な産地となっています。この地域は、日照時間が長く、水はけの良い土壌に恵まれ、甲斐ブランの栽培に最適な環境が整っています。
甲斐ブランから造られるワイン

甲斐ブランから造られるワインは、その特徴的なブドウ品種の味わいを反映しています。花と柑橘類のアロマが豊かで、グレープフルーツやりんごのニュアンスがあります。味わいは軽やかで爽やかで、ほのかな苦味が余韻を残します。また、甲斐ブランはオーク樽で熟成することで、より複雑でふくよかな風味を発達させます。オーク樽熟成されたワインは、バニラやトーストのニュアンスが加わり、より豊かなボディと複雑な構造になります。
甲斐ブランの Zukunft (未来)

甲斐ブランの未来は、このユニークな品種を巡る議論の重要な焦点です。生産者らは、その高い品質と特徴的な風味を評価していますが、一方で、国内外の市場での認識を向上させる必要性も認識しています。
甲斐ブランを普及させる取り組みは、その優位性を強調することから始まります。そのバランスの取れた酸味、柑橘類やハーブを思わせる香りの複雑さ、そして美食との多様なペアリングが、ワイン愛好家の注目を集めています。さらに、この品種は、山梨のテロワールに根ざした、この地域独自の個性を反映しています。
さらなる成長を促進するために、生産者らは輸出市場への参入を模索しています。その際、甲斐ブランを日本ワインのユニークな旗手としてブランド化し、国際的な評価を獲得することが不可欠です。また、国内市場では、消費者教育やワインイベントを通じて消費者の理解を深める努力が続けられています。