ブルゴーニュワインの頂点に君臨する名門『ルロワ』の歴史と魅力
「ブルゴーニュの至宝」ルロワとは。
ルロワは、ブルゴーニュ地方の中でも特に高い評価を受け、オークセイ・デュレスに本拠を置く、その名を世界に轟かせる名門ドメーヌです。「ブルゴーニュの至宝」と称される所以は、その歴史、哲学、そして生み出されるワインの卓越した品質にあります。
ネゴシアン業から始まった超名門ドメーヌ『ルロワ』の歴史

ルロワ家は、ブルゴーニュ地方の中で最も権威あるワイン生産者の一族です。1868年にフランス・ブルゴーニュ地方のオークセイ・デュレス村で、初代フランソワ・ルロワによって創業されました。創業から初期はネゴシアンとして、優れた嗅覚で高品質のブドウを仕入れ、巧みなワイン造りの技術で評価を高めていきました。
ネゴシアンとして成功を収めたルロワは、自社畑の取得に積極的でした。1920年には、かの高級ワインで有名なロマネ・コンティの隣に位置するロマネ・サン・ヴィヴァンを手に入れます。その後も名立たる畑を次々と購入し、『メゾン・ルロワ』はブルゴーニュのワイン畑における重要な役割を果たすようになりました。
1942年には、初代当主の孫、アンリ・ルロワが伝説的なドメーヌである『ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ』の共同経営者に就任し、生産者としての地位を固めました。1988年には、より上質なワインを求め『ドメーヌ・ルロワ』が設立されました。
1955年に父から事業を引き継いだ、マダム・ラルー・ビーズ・ルロワは、世界に先駆けてビオディナミ農法を取り入れ、自然と共生したワイン造りを実践しました。
今日、ルロワは、28haもの自社畑で栽培したブドウで造られる『ドメーヌ・ルロワ』と、厳選したブドウを購入・自社で熟成・販売する、銘醸地ブルゴーニュのワイン界に君臨する『メゾン・ルロワ』という、2つの顔を持っています。ルロワは偉大なブルゴーニュワインの代名詞として知られており、その希少性と比類のない品質でワイン愛好家から高く評価されています。
名声の頂点『ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ』

ルロワ家の中核を成す『ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)』は、フランス・ブルゴーニュ地方のヴォーヌ・ロマネ村にある、世界で最も有名なワイナリーの一つです。その生産するワインは、世界最高峰と称され、多くのワイン愛好家にとって究極の目標と言えるでしょう。
このドメーヌは、コート・ド・ニュイに位置し、世界最高クラスの赤ワインを生み出しています。畑は、ロマネ・コンティ、ラ・ターシュ、リシュブールなど、伝説的な区画を擁しています。
ロマネコンティ ロマネ サン ヴィヴァン 2017
ビオディナミの先駆者ラルー・ビーズ・ルロワ氏

ワイン界の巨人であるルロワ家は、その卓越したワイン造りで名高い。とりわけ、ビオディナミ農法の先駆者として知られるラルー・ビーズ・ルロワ氏は、そのルロワ家の歴史において重要な人物です。
ルロワ家の歴史は16世紀にまで遡り、代々受け継がれてきたブドウ畑で高品質なワインを生み出してきました。しかし、1950年代にラルー・ビーズ氏が登場して、ルロワ家のワイン造りに革命がもたらされます。氏は、化学肥料や農薬を使用しないビオディナミ農法の導入を提唱し、テロワールの個性を最大限に引き出すことに注力しました。
ビオディナミ農法とは、自然との調和を重視した持続可能な農業手法です。月の運行や宇宙のリズムなど自然界の力を活用し、ブドウの成長を促進するとともに、土壌の健康を保つことを目指しています。ラルー・ビーズ氏のビオディナミ農法は、ルロワ家のワインに独特のミネラル感と複雑味を与えることにつながりました。
28haの自社畑とネゴシアンビジネス

ルロワの所有する28ヘクタールの自社畑は、コート・ドールの中心部に位置し、グラン・クリュ「ロマネ・コンティ」と「モンラッシェ」の近くに位置しています。これらの畑では、ピノ・ノワールとシャルドネが栽培されており、ルロワのワインの基盤となっています。
ルロワは自社畑に加えて、ネゴシアン業務も行っています。ネゴシアンとは、他の生産者からブドウやワインを購入し、独自のラベルで販売するビジネスです。ルロワは、コート・ドールとブルゴーニュの他の地域で優れた生産者からブドウやワインを厳選して調達しています。
このネゴシアンビジネスを通じて、ルロワは自社畑のワインとは異なるスタイルのワインを提供しています。ネゴシアンワインは、より幅広い品種とアペラシオンをカバーし、ルロワのワインのポートフォリオに多様性と複雑さを加えています。