ぶどう樹の株仕立てとは?その特徴と産地

ワイン入門者
すみません、ワインの『株仕立て』という言葉が分かりません。

ワイン研究家
『株仕立て』とは、ぶどう樹の仕立て方の1つだよ。針金や柱を使わず、ぶどう樹から短い結果枝を伸ばす方法のことです。

ワイン入門者
なるほど、結果枝が伸びすぎない産地で使われているんですね。

ワイン研究家
その通り。乾燥地帯など、枝が伸びすぎない産地で採用されているんだ。
株仕立てとは。
「株仕立て」とは、ぶどうを育てる方法の一つです。この方法では、針金や柱は使わず、ぶどう樹から短い枝(結果枝)を伸ばします。結果枝が伸びすぎると地面に垂れ下がるため、乾燥地帯など、枝が伸びすぎない産地で採用されています。代表的な仕立て方の一つが、「ゴブレ」です。
株仕立ての特徴

株仕立ての特徴は、その独特な形状に表れています。通常のぶどう樹は、棚や垣根に沿ってつるを伸ばす棚仕立てが一般的ですが、株仕立てでは、つるを地面に這わせ、樹を低く保ちます。そのため、果実が露地に近く、地面から栄養を吸収しやすくなります。また、房が大きく、果実が詰まっており、糖度も高くなります。さらに、収穫が容易で、機械化にも適しているため、コストを削減できます。
株仕立ての利点と欠点

株仕立てのメリット
株仕立てでは、ブドウをより低い位置で栽培できるため、摘み取りや手入れが容易になります。また、地上に近いので、病気や害虫の発生を抑えることができます。さらに、根がより深い位置にあるため、乾燥や暑さに耐えやすくなります。
株仕立てのデメリット
一方で、株仕立てのブドウは、露や雨の影響を受けやすくなります。また、茎が短いため、葉が重なり合って風通しが悪くなり、病気になりやすくなることがあります。さらに、樹齢が進むと根が込み合い、樹勢が衰える場合があります。
株仕立てが向いている産地

株仕立てに適した産地
株仕立てという仕立て方は、温暖で乾燥した気候の地域で推奨されています。ぶどうの樹は日がよく当たり、水はけの良い土壌を好みます。これらの条件を満たしている産地としては、山梨県や長野県などの内陸部や、温暖な気候の沿岸地域が挙げられます。特に、山梨県はぶどう栽培で有名な産地であり、株仕立てが多く見られます。
代表的な株仕立て:ゴブレ

ゴブレは、代表的なブドウ樹の株仕立ての一つです。この仕立て方は、幹が短く、そこから4本の主枝が均等に分かれて伸びているのが特徴です。主枝は、上空に向かってアーチ状に広がり、そこにブドウの房が実ります。ゴブレは、他の株仕立てに比べて、日照や風通しが良くなるため、ブドウの成熟が促進され、高品質なブドウが収穫できます。また、コンパクトな形状なので、機械作業が容易になり、効率的なブドウ栽培が可能となります。
株仕立ての管理方法

株仕立ての管理方法には、以下の作業が含まれます。
* -剪定-ぶどう樹は毎年冬に剪定を行い、余分な枝や葉を取り除き、果実のなる枝を残します。
* -灌水-ぶどう樹は、特に果実が育っている時期に、十分な水が必要です。水やりは、土壌が乾燥している場合に行います。
* -施肥-ぶどう樹は、バランスの取れた肥料を春と秋に与える必要があります。
* -病害虫防除-ぶどう樹は、うどんこ病、べと病などの病気や、アブラムシ、ハダニなどの害虫に感染する可能性があります。適切な対策を講じて、これらの問題を防ぎます。
* -支柱-株仕立てのぶどう樹は、木製の支柱またはワイヤーで支える必要があります。これにより、枝が折れたり曲がったりするのを防ぎます。