より繊細な泡立ちが魅力の「ペティヤン」とは?他のスパークリングワインとの違い
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ペティヤンとは。
ペティヤンは、近年注目を集めている微発泡ワインの一種です。スパークリングワインと比べると、ガス圧が低く、より繊細な泡立ちが特徴です。発酵途中に瓶詰めされ、炭酸ガスを瓶内で自然発酵し、第二次発酵は行われないため、瓶内圧は低く、コルク栓で封をすることなく王冠栓が用いられます。
ペティヤンの特徴

・ガス圧が低い:スパークリングワインに比べてガス圧が低いため、泡が細かく、繊細な味わいになります。
・製法:伝統的な製法である「メトード・アンセストラル」で作られ、ボトルごとに作り手の個性があらわれます。
・澱の存在:デゴルジュマン(澱抜き)を行わないペティヤンには、澱が残っているものもあります。澱と一緒に飲むことで、より複雑な味わいが楽しめます。
ペティヤンと他の発泡性ワインとの違い

発泡性ワインの中でも、ガス圧や生産地、生産方法によって、「スパークリングワイン」「シャンパーニュ」「ヴァン・ムスー」「クレマン」「ペティアン」「ペットナット」「スプマンテ」「フリッツァンテ」「プロセッコ」「ランブルスコ」「カヴァ」「ゼクト」など様々な種類があります。ここでは、簡単にそれぞれの特徴を挙げてみたいと思います。
・スパークリングワイン:一般的な発泡性ワインの総称。ガス圧は3気圧以上。生産方法は瓶内二次発酵や大規模タンクでの発酵、炭酸ガスの注入など多様。
呼称が国によって異なり、フランスでは「ヴァン・ムスー」、イタリアは「スプマンテ」、ドイツは「ゼクト」と呼ばれる。
・シャンパーニュ:フランスのシャンパーニュ地方でトラディショナル方式(瓶内二次発酵)による長期熟成されたもののみ名乗れる。ガス圧は約5~6気圧。きめ細かい泡が特徴。
スペインの「カヴァ」はガス圧5気圧、フランスの「クレマン」は3~3.5気圧は、トラディショナル方式で瓶内二次発酵だが、手頃な価格が魅力。
・プロセッコ:イタリアの特定地域で生産されるスプマンテの一種。使用するブドウも主にグレラと限定される。ガス圧は3気圧。シャルマ方式で生産される。
・ペティヤン:フランスの微発泡ワインで軽い泡立ちが特徴。ガス圧は1~2.5気圧。一次発酵途中に瓶詰めをして、瓶内で残りの発酵を行う。
・フリッツァンテ:イタリアの微発泡のスパークリングワイン。ガス圧:は1~2.5気圧。生産方法はシャルマ方式や瓶内二次発酵。
・ランブルスコ:イタリアの微発泡、赤ワインのスパークリング。甘口から辛口まで幅広い。ガス圧は1~2.5気圧。二次発酵をタンクで行うシャルマ方式。
・ペットナット:自然酵母や無添加が特徴の自然派ワインの一種で、一次発酵がまだ進行中のうちにワインを瓶に詰めます。自然な優しい泡立ちを持つ。澱引きもしない。
ペティヤンの製造方法

ペティヤンは、主に「メトード・アンセストラル」と呼ばれる伝統的な製法で作られます。
・一次発酵:ブドウ果汁をタンクで発酵させ、発酵途中のワインを瓶に詰める。
・瓶内発酵:瓶詰め後の発酵により、ガス圧が発生し、ワインが自然に発泡します。。
・澱とともに熟成:澱と一緒にワインを熟成させ、味わいや香りが深化します。
ペティヤンの味わい

ペティヤンの味わいは、発泡性ワインとスティルワインの中間的な特徴を持っています。微発泡性で、果実味豊かでフレッシュな味わいが多いです。発泡感は控えめで、炭酸ガスがわずかに溶け込んでいるため、優しい泡立ちを感じることができます。口当たりが軽やかで、後味もすっきりとしているのが特徴です。白ワインでは柑橘類や青リンゴなどの果実の風味が、赤ワインでは赤系ベリーやチェリーの果実の風味が顕著に表れます。
ペティヤンに合う料理

ペティヤンは食事に合わせたワインとしても優れています。ペティヤンの微かな発泡性は口の中を爽やかにリフレッシュし、料理の味を引き立てます。
魚介類やサラダなどのさっぱりとした料理には、軽やかなペティヤンが好相性です。フルーティーな味わいが料理の風味を邪魔せず、爽やかな酸味が口の中をリセットしてくれます。
また、豚足やこってりとした肉料理には、フルボディのペティヤンがおすすめです。微かな発泡性が脂っこさを和らげ、ワインのコクが料理の旨味を引き出します。
甘口のペティヤンは、フォアグラやチーズなどの濃厚な料理に合います。甘さと微かな発泡性が、料理の芳醇な風味に寄り添い、より贅沢な味わいへと昇華させます。
おすすめのペティヤンをご紹介

入手しやすく、さまざまな料理と楽しめるペティヤンは、あらゆるシーンで活躍します。気軽に楽しむなら、ホームパーティーやアウトドアレジャーなど、気取らずに楽しめる場で味わってみてください。食事のお供としてだけでなく、乾杯用や食後酒としても最適です。
エグジレ ブラン ペティヤン:リズ・エ・ベルトラン・ジュセ(フランス:ロワール)
自然派ワイナリーが買いブドウで造るシュナン ブラン50%とコロンバール50%で造る微発泡ワイン。フレッシュなアロマとピュアな果実味、柔らかなコクをあわせもつ、バランスの良いペティヤンです。
ペティアン・ド・マルス:山梨マルスワイナリー(日本:甲州)
山梨県産甲州葡萄を原料に、爽やかなスパークリングワインを造りました。瓶内二次発酵(シャンパン製法)による「きめ細かい泡立ち」と「爽快で風味豊かな味わい」が気軽に楽しめる、国産ならではの“ペティアン(発泡ワイン)”です。
ナイアガラ ペティヤン:ミソノ ヴィンヤード(日本:北海道)
極限まで遅摘みしたナイアガラを厳しく選果し、野生酵母・亜硫酸無添加で醸造。瓶内二 次発酵後、オリ引きなしで王冠のまま出荷。ワインのスタイルは、その濁りのある外観からは想像できないピュアでクリーンなスタイル。コンポートしたリンゴにスペアミントを思わせるフレッシュなアロマ。
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