クレマン・ド・リムーとは？フランスの泡立つ白ワイン

ワイン入門者

クレマン・ド・リムーについて、使用品種を教えてください。

ワイン研究家

クレマン・ド・リムーで使用できる品種は、シャルドネ、シュナン・ブラン、モーザック、ピノ・ノワールです。

ワイン入門者

その中で、主要品種は何ですか？

ワイン研究家

クレマン・ド・リムーの主要品種はシャルドネです。

クレマン・ド・リムーとは。

「クレマン・ド・リムー」とは、フランス南部のラングドック地方・リムー地区で作られるスパークリングワインです。伝統的な瓶内二次発酵製法により造られ、フランスのAOC（原産地呼称）に認定されています。

主なブドウ品種はシャルドネで、補助品種としてシュナン・ブラン、モーザック、ピノ・ノワールが使用できます。瓶内熟成期間は最低9か月と定められています。

タイプとしては、白のスパークリングワイン（ブラン・ド・ブラン）と、ロゼのスパークリングワイン（ロゼ）が生産されています。

クレマン・ド・リムーの特徴

クレマン・ド・リムーの特徴としてまず挙げられるのは、繊細な泡立ちです。クリーミーで柔らかな泡が舌の上で優しく弾け、爽やかで爽快な口当たりをもたらします。

次に、その複雑でエレガントなアロマも特筆すべき点です。シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエのブドウ品種を巧みにブレンドすることで、柑橘系や白い花、ブリオッシュなどの複雑な風味を醸し出します。

クレマン・ド・リムーは、その洗練された味わいと手頃な価格が魅力です。幅広い料理に合わせやすく、前菜からデザートまで、様々なシーンで楽しめる多用途性も持ち合わせています。

クレマン・ド・リムーの製法

クレマン・ド・リムーの製法は、シャンパン製法と呼ばれる伝統的な方法で行われます。この製法では、一次発酵を樽で行い、その後瓶詰めされます。二次発酵が瓶内で行われ、その中で泡が発生します。この発酵過程には最低9か月を要し、その後、澱抜きが行われます。この工程で、瓶内の澱を取り除き、ワインをより澄んだものにします。最後に、少量のドサージュ（砂糖を加えたワイン）が添加され、甘さのバランスを整えます。

クレマン・ド・リムーのタイプ

クレマン・ド・リムーは、品種構成によって異なるタイプがあります。最も一般的なタイプはクレマン・ド・ブランで、シャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエのブレンドで作られます。このタイプは、エレガントで洗練された味わいが特徴です。
もう一つのタイプはクレマン・ド・ロゼです。こちらは、赤ブドウのピノ・ノワールと赤白ブドウのムニエのブレンドから作られます。ロゼ色は、ピノ・ノワールの果皮からの色素によるもので、フルーティーでチャーミングな味わいがあります。