ワイン用語『ブリュット』の意味と種類

ワイン入門者
先生、ブリュットについて教えてください。

ワイン研究家
ブリュットはスパークリングワインの残糖量を表す言葉で「生のまま」という意味があります。

ワイン入門者
残糖量ってどのくらいのことですか?

ワイン研究家
EUのワイン法では12g/L未満(±3g/Lまでの許容範囲あり)と決められています。より辛口のタイプもあります。
ブリュットとは。
「ブリュット」はワインの用語で、「生のまま」を意味します。スパークリングワインの甘さを表す言葉として使われます。一般に「Brut」と表記されている場合、辛口を表します。
EUのワイン法では、ブリュットの残糖量は12g/L未満と定められています(許容範囲として±3g/Lまであります)。さらに辛口のものには、「エクストラ・ブリュット」(0~6g/L)、「ナチュール・ブリュット」(3g/L未満)があります。
ブリュットとは?

「ブリュット」とは、フランス語で「辛口」を意味するワイン用語です。ワインの甘さを表す指標である残糖度が、1リッターあたり12グラム未満のものを指します。ブリュットは、シャンパーニュやスパークリングワインなどの発泡性の白ワインでよく用いられます。
EUのワイン法におけるブリュットの定義

-EUのワイン法におけるブリュットの定義-
EU(欧州連合)のワイン法では、「ブリュット」はシャンパンやスパークリングワインの甘さを示す用語として定義されています。以下にその定義を記載します。
* 「ブリュット・ナチュール」残糖量がリッターあたり3グラム未満
* 「エクストラ・ブリュット」残糖量がリッターあたり6グラム未満
* 「ブリュット」残糖量がリッターあたり12グラム未満
ブリュットより辛口のタイプ

ブリュットより辛口のタイプ
ブリュットのさらに辛口タイプもあり、その中には次のようなものがあります。
* エクストラ・ブリュット 糖分含有量が0~6g/Lと、ブリュットよりも甘味が少なく、より辛口です。
* ブリュット・ナチュール 糖分添加なしのスパークリングワインで、非常に辛口ですが、わずかに果実味を感じることができます。
* ゼクト・ブリュット ドイツのスパークリングワインで、ブリュットと同じく糖分含有量が12g/L以下ですが、よりシャープで辛口な味わいです。
ブリュットの特徴

ブリュットの特徴
ブリュットは、甘みのない辛口のワインを指します。糖分が1リットルあたり12グラム未満と非常に少なくなっています。この低糖度が、ブリュットの引き締まった酸味と清々しい味わいを生み出します。また、泡立ちが細かく、繊細で持続します。通常、淡い黄金色をしており、熟成期間が長いほど、より深い色合いになります。香りは、リンゴ、洋ナシ、柑橘類などの新鮮な果実を連想させ、熟成したものはナッツやトーストの香りを帯びることがあります。
ブリュットに合う料理

ブリュットに合う料理
ブリュットの辛口で爽やかな味わいは、幅広い料理に合わせることができます。魚介類やシーフードとは特に相性が良く、刺身や寿司、貝類や甲殻類などとの組み合わせがおすすめです。また、軽めの肉料理や野菜料理、サラダにもよく合います。さらに、クリーミーなソースやチーズを使った料理にも、ブリュットの酸味が良いアクセントになります。