カビネット:ドイツ・オーストリアワインの格付けを知る

ワイン入門者
ワインの用語で『カビネット』って何ですか?

ワイン研究家
カビネットはドイツやオーストリアのワイン法における格付けの1つです。糖度の高いよく熟したぶどうから生産されるため、高品質なワインになります。

ワイン入門者
熟したぶどうを使うんですか。

ワイン研究家
はい、カビネットは原料のぶどうの糖度が格付けの基準になります。甘口から辛口まで味わいは様々です。
カビネットとは。
「カビネット」とは、ドイツやオーストリアのワインに関する等級のひとつです。糖度の高いよく熟したブドウを用いて造られる、高品質のワインを指します。
カビネットの等級は、主にブドウの糖度に基準が置かれています。発酵後の味わいは規定されておらず、辛口からやや甘口まで幅広い味わいがあります。
この名称の由来は、かつて良質なワインを保管していた棚(キャビネット)から来ています。
カビネットの定義

カビネットは、ドイツやオーストリアで生産される、甘口の白ワインの格付けです。この格付けは、ブドウが収穫されたときの糖度に基づいており、最も甘いワインがカビネットに分類されます。
格付けの基準:ぶどうの糖度

ドイツやオーストリアワインの格付けにおいて重要な要素が「ぶどうの糖度」です。ぶどうに含まれる糖分は、発酵によってアルコールに変換されます。糖度が高いぶどうから作られたワインは、アルコール度数が高くなり、甘く濃厚な味わいになります。
ドイツでは、収穫時のぶどうの糖度によって、ワインが「カビーネット」「シュペトレーゼ」「アウスレーゼ」など、6段階に格付けされています。オーストリアでは「シュメック」「トロッケン」「ハルプトロッケン」などの5段階で格付けされています。
発酵の規定なし:味わいの幅広さ

発酵の規定なし味わいの幅広さ
ドイツとオーストリアのワインは、世界でも特に多様なスタイルがあるとされています。その理由は、発酵方法に規定がないことです。ワインメーカーは、伝統的な発酵方法から、近代的な技術を取り入れた方法まで、自由に選択することができます。この柔軟性のおかげで、ワインメーカーはブドウ品種の特性を最大限に引き出し、さまざまな味わいのワインを生み出すことができます。甘口から辛口、ライトボディからフルボディまで、さまざまなワインが揃っており、すべての嗜好に応えるものが見つかります。
名前の由来:良質ワインの保管棚

名前の由来良質ワインの保管棚
ドイツとオーストリアのワイン格付けは、「カビネット(Kabinett)」という名前で呼ばれています。この名前の由来は、良質のワインを保管するための棚を指す「カビネット(Kabinett)」にあり、厳選された高品質のワインが保管されていました。つまり、カビネットのワインは、特に優れた品質であることを示していたのです。
カビネットの評価

カビネットの評価
カビネットは、ドイツとオーストリアの両方で、軽やかで香り高く、甘口の白ワインを指すワインのカテゴリーです。このカテゴリーのワインは、収穫におけるブドウの糖度が指定されており、その糖度によって評価されます。
ドイツのカビネットの場合、収穫時の糖度は、人間の感覚でわずかに甘い「カビネット」、やや甘口の「カビネット・ハーフレゼ」、さらに甘口の「カビネット・シュペトレーゼ」、非常に甘口の「カビネット・アウスレーゼ」の4つのレベルに分けられます。
オーストリアのカビネットは、ドイツのカビネットよりも甘口になる傾向があり、このカテゴリーのワインには「カビネット・トロッケン」、「カビネット・ミッテルトロックン」、「カビネット・ハルプツロックン」、「カビネット」という4つのレベルがあります。これらのレベルは、辛口から甘口へと段階的に甘くなっていきます。