ワインの専門用語「デキャンタ―」の知っておきたいポイント

ワイン入門者
先生、ワインに関する質問があります。デキャンタ―という言葉について教えてもらえますか?

ワイン研究家
もちろんよ。デキャンタ―という言葉には、2つの意味があることを知っていますか?

ワイン入門者
いいえ、知りませんでした。教えてください。

ワイン研究家
1つは、ワインを注いで澱を取り除くための容器のことだよ。もう1つは、イギリスを代表するワイン評価雑誌のことだよ。
デキャンタ―とは。
「デキャンター」は、イギリスの権威あるワイン評価誌です。1975年の創刊以来、世界中のワイン愛好家から支持を集めています。その誌面で行われる「デキャンター・ワールド・ワイン・アワード」は、ワイン業界における影響力の高いコンクールとして知られ、受賞ワインは高い評価を得ています。
デキャンタ―とは?

デキャンタ―とは、ワインの風味と品質の向上を目的として使用される容器です。主に、ワインを瓶から別の容器に移し、ワインが空気に触れる表面積を増やして酸化を促すことで、ワインに含まれる風味成分や渋みを柔らかくする効果があります。また、ボトルに溜まった澱と呼ばれる不純物を取り除く役割も担っています。デキャンタ―は、さまざまな形状や素材で作られており、ワインの種類や目的に応じて適切なものを選ぶことができます。
デキャンタ―を使用する目的

デキャンタ―を使用する目的は、主に以下に分類されます。
* -ワインの通気性の向上- デキャンタ―にワインを注ぐことで、空気に触れる表面積が広がり、ワインに含まれる揮発性物質が放出されます。このプロセスにより、ワインの風味がより豊かになり、開きます。
* -オリの除去- 熟成されたワインには、澱と呼ばれる沈殿物が含まれることがあります。デキャンタリングすることで、この澱をワインから取り除くことができます。これにより、ワインがより澄み、滑らかな口当たりになります。
* -酸素との接触- 一部のワインは、酸素との適度な接触によって風味が向上します。デキャンタリングによってワインが酸素に触れることで、タンニンが柔らかくなり、ワインのバランスが改善されます。
* -装飾性- デキャンタ―は、ワインのサービングをよりエレガントで豪華にするために使用できます。美しく装飾されたデキャンタ―は、食卓に洗練された雰囲気をもたらします。
デキャンタ―の種類

-デカンタ―の種類-
デカンタ―には、さまざまな形状やデザインがあり、特定のタイプのワインや用途に適しています。赤ワインのデカンタ―は通常、広くて安定しており、ワインを空気と接触させるために大きな表面積を持っています。一方、白ワインのデカンタ―は、ワインをより冷たく保つために細長くく背の高い形状をしています。
また、クリスタル製のデカンタ―は、ワインを美しく見せる一方、鉛クリスタル製のデカンタ―は、ワインの輝きを強調します。さらに、エアレーター付きのデカンタ―は、ワインの空気との接触を最大化し、アロマを放出して味わいを向上させます。
そのほかにも、特殊な用途に合わせたデカンタ―もあり、ポートワインデカンタ―は伝統的なボート型の形状をしています。旅行用のデカンタ―は、ワインを注ぎやすくするために設計され、省スペースのデカンタ―は、限られたスペースに適しています。
どの種類のデカンタ―を選択するかは、個人の好みやワインの種類によって異なります。特定のワインや機会に最適なデカンタ―について、経験豊富なソムリエやワイン愛好家に相談することをお勧めします。
デキャンタリングの手順

デキャンタリングの手順ワインをデカンタに移す過程では、繊細な手順が必要です。まず、デカンタを水で満たし、ワインの空気に触れる表面積を増やします。ワインをゆっくりとデカンタに注ぎ込み、澱がボトルに残るようにします。注ぎ終わったら、デカンタの空気口を軽くゆすり、ワインを空気と馴染ませます。このプロセスには、ワインのフレーバーと香りを引き出し、味わいを円滑にする効果があります。
デキャンタリングがおすすめのワイン

デキャンタリングがおすすめのワインには、若いワインや、熟成が進んでいるが澱が沈殿しているワインが挙げられます。特に、フルボディの赤ワインや、長期熟成されたヴィンテージワインはデカンタリングによって風味を引き出すことができます。また、タンニンが強く渋みの強いワインは、デキャンタリングすることで渋みを和らげることができます。ただし、軽めの白ワインやロゼワインはデカンタリングする必要はありません。