アメリカのワイン用語『セミ・ジェネリック』とは

ワイン入門者
「セミ・ジェネリック」というワインの用語について教えてください。

ワイン研究家
セミ・ジェネリックとは、ヨーロッパの著名な産地の名前をアメリカでワインの名称として使用したものを指します。

ワイン入門者
それはなぜ禁止されているのですか?

ワイン研究家
2005年のEUとの合意により、新しく販売されるワインにはセミ・ジェネリックの名称を使用することが禁止されました。ただし、2005年以前に販売開始されたワインは、実際の製造地の名前を併記して販売を継続できます。
セミ・ジェネリックとは。
ワイン用語の「セミジェネリック」とは、アメリカのワインで、ヨーロッパの有名な産地名をラベルに記載して販売されているものを指します。
かつてアメリカのワイン産業が発展途上だった頃、これらのワイン名が広く使われていました。しかし、2005年にEUとの合意により、新規のワインにセミジェネリックの名称を使用することが禁止されました。
ただし、2005年の協定前に販売開始されたワインについては、実際の産地名を併記することで引き続き販売を続けることが許可されています。ただし、オレゴン州ではセミジェネリック名称の使用は禁止されています。
セミ・ジェネリックとは?

セミ・ジェネリックとは、特定のブドウの種類や特定地域のワインではなく、スタイルや味わいの説明を目的とした一般的なワイン分類のことです。例えば、「カベルネ・ソーヴィニヨン」や「シャルドネ」はブドウ品種を指すのに対し、「レッド・ブレンド」や「辛口白ワイン」はワインのスタイルを示すセミ・ジェネリック用語です。セミ・ジェネリックは、消費者がさまざまなワインの選択肢をより簡単に理解して選択するのに役立ちます。
セミ・ジェネリックの歴史

-セミ・ジェネリックの歴史-
アメリカのワイン業界における「セミ・ジェネリック」という用語は、20世紀半ば頃に誕生しました。当初、「ジェネリック」は完全に品種を特定できないワインを表す用語でした。しかし、特定の品種を暗示するジェネリックワインが増加したため、より中間のカテゴリが必要になりました。
1962年、連邦アルコール取引税および通商管理管理局(TTB)は、「セミ・ジェネリック」を特定の品種を暗示または代表するワインとして定義しました。これにより、ワイン生産者は品種を明確に特定することなく、品種の特徴を消費者に伝えることができました。セミ・ジェネリックワインは、より魅力的な名前やラベルデザインを使用して、特定の品種の消費者需要に対応することができました。
1970年代には、TTBの規定がさらに厳格化されました。セミ・ジェネリックワインは、ラベルに含まれるブドウ品種の割合が少なくとも75%であることを義務付けられました。この規制により、セミ・ジェネリックワインは真の品種の表現に近づくようになりました。
2005年のEUとの合意

2005年のEUとの合意
2005年、アメリカとEUは、ワインの分類と表示に関する合意に達しました。この合意の一環として、アメリカは「セミ・ジェネリック」という用語を定義しました。この用語は、ブランド名ではなくブドウ品種や地域の名称をラベルに記載するワインを指します。この定義により、消費者にとってはラベルに記載されている情報がより明確になり、混乱を避けることができます。また、生産者にとっては、ワインの特定の特性や起源を強調するための新しい手段が提供されました。
例外としてのオレゴン州

オレゴン州は、「セミ・ジェネリック」の例外として知られています。この用語は、特定の品種を指さず、一般的に使用されているワイン用語を表します。しかし、オレゴンは異なるアプローチを取り、州法により生産されるワインには、ラベルに特定の品種名を記載することが義務付けられています。この規則によって、オレゴンワインはより透明性が高まり、消費者が必要な情報を得て購入することができます。結果として、オレゴン州のワインメーカーは、ラベルに品種名を記載するようになり、消費者にワインのスタイルや特徴を正確に伝えることが求められるようになりました。
実際に製造地の名称を併記して販売継続が許可されている理由

アメリカのワイン用語「セミ・ジェネリック」は、特定のブドウ品種を使用せずに、一般的にワインの種類を表す用語です。この用語は、コロンビア渓谷やナパバレーなど、特定の地域で限定的に使用されています。
しかし、一部のセミ・ジェネリックのワインは、実際に製造地の名称を併記して市場に出回っています。これは、特定の地域の固有の気候や土壌条件が、そのワインの風味に影響を与えるため、生産者が地域のアイデンティティを強調したい場合に行われます。さらに、消費者にとっても、ワインの産地に関するより詳細な情報を提供することになります。