リムー・ケット・ド・リムーとは?甘口スパークリングのAOC

ワイン入門者
『リムー・ブランケット・ド・リムー』の具体的な製法を教えてください。

ワイン研究家
リムー・ブランケット・ド・リムーは、モーザックという品種を主体としたワインで、瓶内二次発酵という製法で作られます。

ワイン入門者
瓶内二次発酵とはどのような製法ですか?

ワイン研究家
ワインを瓶詰めした後、瓶内で砂糖と酵母を加えて発酵させ、炭酸ガスを発生させて泡を作ります。その後、瓶内で最低9か月熟成させることで泡が細かくなり、複雑な味わいが生まれます。
リムー・ブランケット・ド・リムーとは。
フランス、ラングドック地方のリムー地域で造られる「リムー・ブランケット・ド・リムー」は、A.O.C.認定のスパークリングワインです。
瓶内二次発酵製法を用いて造られ、主品種はモーザック。補助品種としてはシャルドネとシュナン・ブランを使用できます。
瓶内熟成期間は最低9か月。
* 品種: モーザック(90%以上)、シャルドネ、シュナン・ブラン
* タイプ: 白スパークリング
リムー・ケット・ド・リムーの歴史

リムー・ケット・ド・リムーの歴史は興味深いものです。このワインの歴史は、16世紀にブルターニュ地方でワインの貯蔵に使用されていた木製の樽「リモー」にまで遡ります。これらの樽は、ワインの熟成と炭酸化に寄与していました。17世紀には、この「リモー」から取れたワインが「リモー・ケット」と呼ばれるようになり、次第に人気を博しました。19世紀になると、このワインは「リムー・ケット・ド・リムー」という名で公式に認められ、20世紀にAOC(原産地呼称)に認定されました。
リムー・ケット・ド・リムーのAOC規定

リムー・ケット・ド・リムーのAOC規定では、ブドウの品種、栽培方法、醸造法などが厳格に定められています。指定されたブドウ品種はシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3種類。栽培では化学肥料の使用が禁止されており、収量も1ヘクタールあたり100ヘクトリットル以下と制限されています。醸造法では、瓶内二次発酵が義務づけられており、最低9か月間の熟成期間が求められています。また、アルコール度数は10.5~12.5度、糖分量は12~50g/Lと定められています。これらの規定により、リムー・ケット・ド・リムーの特徴である甘口で爽やかなスパークリングワインが保たれています。
使用ブドウ品種とブレンド

リムー・ケット・ド・リムーで許容されているブドウ品種は、ピノ・ノワールが60%以上、シャルドネが15%以上、その他にピノ・ムニエ、ピノ・グリ、ピノ・ブラン、ピノ・ノワール・プレコスなどを使用できます。ピノ・ノワールがブレンドの軸となり、力強さと果実味をもたらします。シャルドネはフレッシュさとエレガンスを、他の品種は複雑さと個性を加えます。ブレンドの比率は生産者によって異なり、それぞれのスタイルが表現されます。
製造方法:瓶内二次発酵

製造方法瓶内二次発酵
リムー・ケット・ド・リムーの独特の風味が生まれる製造過程は、瓶内二次発酵という伝統的な方法です。ベースワインに砂糖と酵母を加えた後、耐圧性の瓶に詰め、密封します。ボトルの中で酵母が砂糖を消費してアルコールと二酸化炭素を生成し、瓶内に自然な炭酸ガスが発生します。その後、瓶内で約9か月間熟成させ、澱(おり)と一緒に瓶内で熟成させることで、複雑な風味を醸成します。
味わいと特徴

味わいの特徴としては、甘口で、熟した果実や蜂蜜を思わせる風味が特徴です。泡立ちが細かく、フレッシュな酸味とのバランスが絶妙です。
特徴としては、糖分が95グラム/リットル以上含まれ、エチケットに「Doux」の表示があります。また、その名の通り、ぶどう品種のリムー・ケット・ド・リムーを100%使用しています。