ぶどう品種の逸材『チュハヴェリ』

ワイン入門者
チュハヴェリの栽培に適した土壌を教えてください。

ワイン研究家
冷涼で南向きの石灰質土壌です。

ワイン入門者
チュハヴェリの収穫時期が遅い理由はなんですか?

ワイン研究家
グリアでは11月の後半に収穫されるのは、収穫時期が大変遅いからです。
チュハヴェリとは。
「『チュハヴェリ』という名前の黒ブドウ品種が、ジョージアの西部の黒海沿岸地域(グリアやアジャラ)で広く栽培されています。かつては樹に誘引する方法が一般的でしたが、今では自生しています。熟したブドウはピンク色を帯び、皮が非常に薄いのが特徴です。冷涼で南向きの石灰質土壌の畑でよく育ちます。収穫時期は遅く、グリアでは11月の後半に行われます。そのため、ボトリティス菌の発生を防ぐ対策が重要です。」
希少な西ジョージアの黒ブドウ品種

希少な西ジョージアの黒ブドウ品種である「チュハヴェリ」は、その特徴的な風味と果実の濃厚さで知られています。西ジョージアのラチャ=レチュフミ地方原産のこの品種は、何世紀にもわたって栽培されてきました。
独特のピンク色と薄い皮

チュハヴェリの最も際立った特徴の1つは、その独特のピンク色です。この色は、ブドウの果皮に含まれるアントシアニンという色素によるものです。アントシアニンは、ワインの深い赤色も生み出します。
さらに、チュハヴェリの皮は非常に薄く、果実から果汁を簡単に絞り出すことができます。この薄い皮のおかげで、チュハヴェリはワイン造りに適しており、果肉が均等にプレスされ、滑らかでバランスの取れた味わいのワインが得られます。
厳しい条件下で育つ生命力

厳しい条件下で育つ生命力
チュハヴェリは、極端な高温と乾燥、そして貧しい土壌という過酷な環境下で育つ、生命力に満ちた品種です。この環境が、ブドウに独特の味と香りを与えています。チュハヴェリは、ジョージアの限られた地域でしか栽培されていないため、希少価値の高い品種として知られています。この独特な環境が、チュハヴェリの並外れた特徴を引き出し、他にはない魅力的な味わいを生み出しているのです。
遅すぎる収穫時期とボトリティス菌対策

『チュハヴェリ』は、極めて糖度が高く凝縮した味わいが特徴の、糖度が23度に達するまれなぶどう品種です。しかし、糖度の高まりを待つあまり収穫時期が遅れると、ボトリティス菌の感染リスクが高まります。この菌はワインに望ましくない風味をもたらすため、対策が必要です。
そのため、この品種の栽培家は、適正な糖度に達した時点で収穫を行う必要があります。さらに、ボトリティス菌の感染を防ぐために、ブドウ畑の通風を良くし、果実の水分を管理するなどの工夫が必要です。
ジョージアの伝統と結びついた品種

ジョージアの伝統と結びついた品種
『チュハヴェリ』は、ジョージアの長いワイン製造の歴史に深く根ざした品種です。ジョージアでは何世紀にもわたってブドウが栽培されており、多くの固有品種が育まれています。『チュハヴェリ』は、その伝統的な品種の1つであり、ジョージアの固有品種として大切にされています。